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中目黒の編集スタジオで写真をセレクトするキュレーターたち

EST. 2011 · NAKAMEGURO, TOKYO

2011年、中目黒の小さな作業部屋から始まった、編集者のための写真アーカイブ。

雑誌の編集者だった二人が、締切の夜に「使える写真が見つからない」と文句を言い合いながら立ち上げた、週に一度だけ開く画像ライブラリ。

チャプター 01 — 始まりについて

なぜ「キュレーション」にこだわるのか

2011年の春。当時『ブルータス』の写真編集者をしていた岡部と、ポパイでビジュアルディレクションを担当していた遠山は、互いの編集部に届くストックフォトの提案メールに辟易していた。検索窓にキーワードを叩けば数万枚が並ぶ。でも、そのどれもが、編集会議のテーブルには乗せられなかった。画が弱く、ロイヤリティの所在が曖昧で、掲載されている瞬間ですでに古びている。インターネットの写真データベースは、当時すでに図書館ほどの大きさを持ちながら、編集部にとっての「使える棚」にはなっていなかった。

二人が始めたのは、side project としか呼びようのない小さな試みだった。信頼できるフォトグラファーを週に一名ずつ招き、その週に撮られた300〜500枚を、昼休みにカフェでセレクトする。「あの雑誌の編集者が本気で選ぶ一枚」を週に一度だけ公開する。文件名には撮影者と編集者両方の名前を入れた。予告も広告もない。X (旧Twitter)のリンクと、登録者200名のメーリングリストだけが窓口だった。それでも翌年にはライセンス依頼が月に40件届くようになり、2014年に株式会社として登記する頃には、もう「side」とは呼べない規模になっていた。

Muryougazou Studioが他のストックフォトと決定的に違うのは、ここから先だと思う。作品を預けたいフォトグラファーから毎週数百件の応募が届くが、通すのは6.4%だけ。残りの93.6%は、理由を添えて必ず返している。どういう光であれば編集者は採用するのか。そういう目線を、全員が共通言語として持つまで、応募者と対話を続ける。3,000枚のうち1枚を採る、その1枚のために3,000通の返信を書く。そういう図書館を、我々は「キュレート」と呼んでいる。

2024年末の今、ライブラリは48,000枚を超え、コントリビューターは20カ国320名に広がった。大きさだけを追えば、もっと速い方法があっただろう。でも我々が欲しいのは、大きさではなく、「編集者の目の届く範囲の写真が揃っている」という状態だった。だから今も、キュレーター9名は週に一度、AKIHABARAと中目黒の境にあるFTビルの小さな編集室に集まって、画面のなかの写真を一枚ずつめくり続けている。

岡部 真子 & 遠山 瑛一 共同創業者 / 編集長

チャプター 02 — 編集者たち

9名のキュレーター、元・雑誌編集者たち。

アルゴリズムではなく、かつて月末の入稿に追われていた編集者たちが、写真を撮る人と、写真を載せる人のあいだに立っている。

チーフキュレーターの岡部真子

CHIEF CURATOR

岡部 真子 — 共同創業者

元・ Brutus 写真部 / 在籍 11年

料理、暮らし、都市のポートレイトを担当領域とする。毎週金曜のセレクト会議で、最後の「通す/戻す」判断を下す権限を持つ。好きな写真は「広告に見えない広告写真」。

共同創業者の遠山瑛一

FOUNDING EDITOR

遠山 瑛一 — 共同創業者

元・ Popeye / 在籍 9年

ライフスタイル、旅行、街区のシリーズを監修。社内では「色のチェックは遠山に」と相場が決まっている。フィルム写真の現像も自分で焼く。

編集キュレーターの今井春菜

SENIOR CURATOR

今井 春菜 — シニアキュレーター

元・ Casa Brutus / 在籍 7年

建築、インテリア、クラフトを担当。垂直クロップと9:16ヴァリエーションの最終チェックを担う。週次 zine「無量プレス」のアートディレクション。

CURATOR

田中 玲 — フード&プロダクト

元・ BRUTUS / 在籍 5年

料理写真とパッケージ静物の領域。テーブルの上で光を組み立てるショットが好き。

CURATOR

渡辺 俊介 — ポートレイト

元・ Popeye / 在籍 4年

人物写真のセレクト。瞳のフォーカスと背景の距離感を厳しく確認する。

CURATOR

黒川 彩乃 — 街&旅

元・ Casa Brutus / 在籍 4年

観光、旅行、地方都市のシリーズを担当。雨上がりの路面が好き。

CURATOR

松本 圭吾 — プロダクト&テック

前職・ メーカー系制作会社 / 在籍 3年

デバイス、ガジェット、素材テクスチャ。Web入稿のワークフローを知った上で「使えるアングル」を選ぶ。

CURATOR

森 千夏 — ライフスタイル

元・ 女性誌 副編集長 / 在籍 2年

暮らし、ヘルスケア、美容。やわらかい自然光のリビングショットが好物。

数字で見る

Muryougazou Studio の、数字。

誇大ではなく、計測できる数字だけを。中目黒の編集室から届けられた、これまでに起きたこと。

1,840+


法人アカウント

資生堂、リクルート、ベネッセ、メルカリほか、月額契約中の国内企業・団体。

1.84M


累計ライセンス発行数

2011年の創業以来、これだけの写真が編集会議と広告マスの上に載ってきた。

52%


フォトグラファー還元率

業界平均25%の2倍以上。我々の写真は機械の在庫ではなく、誰かの代表作である。

3年連続


Japan Content Review 受賞

2022 / 2023 / 2024 — Best Visual Resource 部門、3年連続。

  • 48,000点以上のキュレーション済みライブラリ
  • コントリビューター 320名・14カ国
  • 1日あたり平均 14分 / 1枚あたりの商用権利審査
  • 国内クリエイティブツール顧客満足度 第1位(日経クロスラボ 2024)

アルゴリズムではなく、編集者の目を選ぶ。

CURATE, DON’T CRAWL. — THE MURYOUGAZOU EDITORIAL TENET, 2014

EDITORS, DESIGNS — MEET 48,000 PHOTOGRAPHS.

48,000点の写真が、あなたの編集を待っている。

今週更新されたばかりのコレクションも、創業以来の編集部おすすめも、すべて一人の編集者が一品ずつ通したものです。

平日17時までのご注文は当日中にPDF請求書を発行。国内経理対応可。